Dance with Agents

STEP 4 / 11

契約する

どれを選ぶか、契約するか、無料版で進むか。お金の判断はここだけです。料金の刻みと、使い方を左右する利用量の上限を、申し込む前に押さえます。

このステップを終えると

  • ✓どれを使うか決めた
  • ✓料金の刻みと、5時間・週の上限を理解した
  • ✓契約するか、無料版で進むかを選んだ
目安の時間:
20分ほど
お金:
契約するなら有料です。ただし、無料版で先へ進む道もあります
持ち物:
契約する場合は支払い手段とメールアドレス。この回はまだ何もインストールしません

ここが、お金の分かれ目

前のステップは「合うかどうか確かめる」回でした。ここは決める回です。

ただし先に言っておくと、無料版のまま先へ進む道もあります。 ステップ3で触れたCodexの無料枠やAntigravityは、そのまま使い続けられます。この先——起動して、頼んで、Gitで守って、GitHubに置く——は、無料のままでもひととおり体験できます。

では何が違うのかというと、続けられる量です。無料枠は「試す」ための大きさなので、何かを作り込もうとすると、たいてい途中で止まります。あとは選べるものが変わります。Claude Codeは無料プランでは使えません(この後で扱います)。

なので、このステップの位置づけはこうなります。

  • とりあえず先を見たい → 無料のままステップ5へ進んで構いません。 ここには後から戻れます
  • 何かを作ると決めた → ここで契約しておくほうが、あとが速いです

急かすつもりはありません。 ただ、この先で「思ったより早く上限が来る」と感じたら、それはこのステップに戻る合図です。

何を選ぶか

このサイトはClaude CodeとCodexを想定して書いています。決め手になるのは、だいたい次の3つです。

  • すでに払っているか。 ChatGPTの有料プランを使っているならCodexが、Claudeの有料プランを使っているならClaude Codeが、追加のコストなしで始められる可能性があります
  • 黒い画面を使うか。 どちらもターミナルで動きますが、アプリ版もあります
  • 日本語のやり取り

迷ったら、前のステップで触ってみて感触がよかったほうで構いません。 どちらも後から乗り換えられます。ここは一生の選択ではありません。

何かを作るなら、20ドルからがお勧めです

ClaudeもCodexも、値段の刻みがよく似ています。

Claude Codex(ChatGPT)
無料 $0 $0
— — Go $8/月
最初の主力 Pro $20/月 Plus $20/月
その次 Max $100/月から Pro $100/月から

(Claudeの料金/Codexの料金。Claudeは年払いなら$17/月。ClaudeのMaxもChatGPTのProも、5倍・20倍の2段階になっていて、20倍のほうはどちらも$200/月です)

見てのとおり、20ドルの次は、一気に100ドルまで飛びます。 中間がありません。

なので、何かを作りたいなら20ドルからがお勧めです。 100ドルは、20ドルで足りないと自分で分かってからで遅くありません。足りるかどうかは、使ってみないと分からないからです。

ただし、ChatGPT側の8ドルの「Go」も、選択肢としてはありえます。 もう少し触って様子を見たい、という段階なら、こちらで始めて後から上げる手もあります。この2つは、どちらが正解というより予算と用途の話です。

いずれにしても、その前にステップ3の無料枠を試しておくと、なお安全です。

「5時間」と「1週間」——2つの上限があります

これは申し込む前に知っておいてください。 月額を払えば無制限に使える、ではありません。

Anthropic公式のClaudeヘルプには、5時間のセッション上限と週の上限の両方を確認できる、とあります。

Codexも同じ考え方で、OpenAI公式の料金ページによると、ローカルとクラウド、どちらの利用も5時間の枠を共有します。

つまり、短期(5時間)と長期(1週間)の二重の上限がある、ということです。そして——

上限に達したら、基本は待つことになります。 5時間の枠を使い切れば数時間、週の枠を使い切れば日単位です。

ただし、Claudeには逃げ道があります。Anthropic公式ヘルプによると、設定から追加のクレジットを購入しておけば、上限に達してもリセットを待たずに続けられます。 その分は標準のAPI料金で課金され、Claude Codeでの利用も対象です。

つまり詰まりはしませんが、そこからは割高になります。 もったいない使い方であることに変わりはないので、上限は「お金で殴れるが、殴らずに済ませたいもの」くらいに思っておくのがちょうどいいと思います。

「今日中に仕上げたい」という日にこれが来ると、かなり痛いです。だからこそ、次のステップ6で扱う「消費を減らす習慣」が、上限に届く日を遠ざけます。 会話を切る、話が続くなら畳む、軽い用事に重いモデルを使わない——上限を意識して使うかどうかで、同じ20ドルでも進める量がまるで違います。

残りがどれくらいかは、進捗バーで確認できます。 場所はclaude.ai/settings/usage。メニューからたどるなら、日本語表示では「設定」→「使用量」です(英語表示だと Settings → Usage)。Anthropic公式ヘルプのとおり、ページ上部の「Plan usage limits」という区画に、5時間枠と週枠、それぞれの使用状況がバーで並びます。 今の5時間枠をどれだけ使ったか、あと何分でリセットされるか。週の枠がいつ戻るか——週のほうは「Opusだけの枠」と「それ以外のモデルの枠」に分かれています。

ときどき覗いておくと、急に止まって驚くことがなくなります。

契約は5種類。でも、迷うところは1つだけです

Claude Codeは、どの契約でも使えるわけではありません。 Anthropic公式のセットアップ案内によると、使えるのはPro・Max・Team・Enterprise・Consoleの5つで、無料プランは含まれません。

5つも名前が並ぶと身構えますが、個人で始めるなら、ほとんどは自動的に決まります。

何か 個人の場合
Pro 個人向けの標準 まずここです
Max 個人向けの上位 Proで足りないと分かってから
Team 組織で複数人分をまとめて契約するもの 会社で使うなら
Enterprise 組織向け。席の料金に、使った分が乗る形 会社で使うなら
Console 月額ではなく、先に買ったクレジットが減っていくAPIの契約 下の項を読んでから

Pro・Max・Teamの3つは、規模が違うだけです。ひとりならPro、足りなければMax、会社ならTeam。人数と使う量で決まるので、悩むところではありません。

Enterpriseはそこから外れます。公式の料金ページによると、席の料金に、使った量に応じた分が乗る形で、月額で閉じていません。ただ、これは組織で契約するものなので、個人が選ぶ場面はありません。

個人が迷いうる範囲で、性格がまったく違うのはConsoleです。ここは支払いの仕組みそのものが別物なので、節を分けて書きます。

⚠️ Consoleは勧めません。前払いのクレジットが、読めない速さで減ります

Consoleは、上の4つとは支払いの仕組みそのものが違います。先にクレジットを買っておいて、使った分だけそこから減っていくという前払い式です。Anthropic公式のヘルプのとおり、使う前に買っておくものです。

このサイトは、月額のプランを圧倒的におすすめします。 ここだけは、好みの問題として書きません。

ただし、先に誤解を1つ外しておきます。知らないうちに高額の請求書が届く、という形にはなりません。 同じ公式ヘルプのとおり、残高が尽きればそこで止まります。 組織ごとの月の上限もAnthropic側で決められていて、公式のレート制限のページのとおり、引き上げを申請しない限り、その月はそこで打ち止めです。

それでも勧めないのは、減る速さが読めないからです。そして相手はエージェントです。

  • エージェントは人間より根気があります。 あなたが席を立っている間も、指示された方向へ動き続けます
  • 会話が長くなるほど、1回のやり取りが高くつきます。 発言のたびに、それまでの会話全部が読み直されるためです
  • 失敗しても止まりません。 うまくいかない方法を、何度も試し直すことがあります

この3つが重なると、買ったクレジットは、思っているより早く消えます。 月額のプランなら、同じ使い方をしても起きるのは「上限に達して待たされる」だけで、そこで追加の出費は発生しません。 そこから追加で払って続けることもできますが、払うかどうかを自分で選べます。 Consoleでは、その「待つ」が最初から「買い直す」になります。

そしてもう一箇所、歯止めが外れる設定があります。自動チャージ(auto-reload)です。残高が決めた額を下回ると自動で買い足す機能で、Anthropic公式ヘルプのとおり、自分で設定するものです。つまり上に書いた「尽きたら止まる」は、これを有効にした時点で無くなります(月の上限のほうは残ります)。

Consoleを使う場合は、自動チャージには、意味が分かるまで手を出さないでください。 「気をつけて使う」は対策になりません。気をつけていても、見ていない間に動くのがエージェントだからです。

「学習させない」設定を、最初の1通の前に

契約したなら、最初の1通を打ち込む前に確かめておきたい設定が一つあります。自分が打ち込んだ文章や貼り付けたファイルを、AI側の学習素材に使わせない設定です。

ChatGPT・Claude・Geminiは、いずれもこの設定がデフォルトでオンになっています。個人向けの有料プランでも例外ではありません。そして厄介なのは、後からオフにしても、それより前のやり取りまでは取り消せないという点です。各社とも「変更は今後の会話に適用される」という書き方をしています。

だから、順番として先にここを済ませます。3社それぞれの設定場所は『有料AIと契約したら、最初にやることが一つある——「学習させない」設定』にまとめました。

決められたら、この回は終わりです

契約したなら、支払いが済んだ時点で達成です。 まだ何もインストールしていなくて構いません。

「今は無料版でいく」と決めたのも、同じく達成です。 無料枠のまま次へ進んでください。判断を先送りしたのではなく、選んだのですから。

いずれにしても、契約するかどうかの話はここで終わりです。 残りは手順どおりに進むだけなので、ここから先は気が楽になります(消費を減らす工夫はステップ6で扱います)。

次は STEP 5インストールして起動する →決めたあとは、インストールして動かすだけです。ターミナルに1行貼り付けて、エージェントが返事をするところまで。

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