Dance with Agents

AIエージェントは、GUIから入ってCLIへ

入口と、行き先は別

このサイトは黒い画面(CLI)推しです。ここでエージェントを動かすことを、繰り返しすすめます。

ただし、それは行き先の話です。入口まで黒い画面にする必要はありません。

エージェントには、ターミナルを一度も開かずに使える形があります。パソコンのアプリとして動くもの、ブラウザの中で動くもの、いつも使っているエディタの中に住むもの。どれも公式が用意している、正規の使い方です。 我慢して使う劣化版ではありません。

そして非エンジニアにとって、この入口はかなり効きます。新しく覚えることが、ほとんどないからです。 普段パソコンでアプリを使うのと、そう変わりません。

何が違うのか

ざっくり言うと、手の届く範囲が違います。

できること 向いている場面
アプリ版(デスクトップ) 自分のパソコンのファイルを直接読み書きする いちばん最初の一歩。手元のものをいじりたいとき
ブラウザ版 クラウド上で動く。手元のファイルは触らない インストールしたくないとき。GitHubに置いたものを触るとき
CLI(黒い画面) 手元のすべて。他の道具と自由に組み合わせられる 使い込むほど効いてくる

この記事は地図です。 実際に何をインストールして、どう触るのかは、それぞれの記事にまとめました。

では、いつCLIへ移るのか

「慣れたら」ではありません。不便を感じたらです。それまではアプリ版のままで構いません。

目安はこう言えます。

大きなプロジェクトを扱っていて、待ち時間が気になり始めたら。 リポジトリが大きいほど、エージェントが読み込み直す量も増え、待たされる場面が増えます

もうひとつ、毎回の作業の始め方のような決まった手順を繰り返すようになったときも、乗り換えどきです。決まった作業は、コマンドにしてしまえば一瞬で終わります。aliasという救世主で書いたような短縮も、CLIならではです。

ちなみに管理人自身は、エージェント以前から仕事でターミナルを使っていて、最初からCLIでエージェントを使っています。 アプリ版を試したのは、スマホからSSHで繋いだときに濁点が顔文字に化ける問題(moshの記事に書いた話です)に一時的に困り、その回避策として少し使った程度です。その問題自体はターミナルアプリを替えて解決したので、今はアプリ版を使うメリットをとくに感じていません。

「どうせ後でCLIに移るなら、最初からCLIでは?」

それも一理あります。ただ、最初の一歩で挫折してしまっては元も子もありません。

このサイトが一貫して言いたいのは「エージェントは面白い」ということであって、「黒い画面を使え」ではありません。面白さを先に知ってもらうために、いちばん低い段差から入ってもらう——それがこのカテゴリの役割です。

一度エージェントの働きぶりを見てしまえば、黒い画面への抵抗はかなり減ります。というより、CLIへの移り方すらエージェントに聞けばいい、という状態になります。それが実は、このサイトのいちばん言いたいことでもあります。

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