まだ一度もエージェントを動かしたことがない方は、このページは後回しで大丈夫です。先にステップ7「最初の仕事を頼む」で「動いた!」を体験してから戻ってきてください。ここは、その次にやることです。
落ち着くところ
エージェントを使い続けていると、作業の始め方はだいたいこの形に落ち着きます。
GitHubに置き場所を作って、手元に持ってくる ← そのリポジトリで最初の1回だけ
↓
cd <フォルダ名> ← その中へ移動する
↓
claude ← エージェントを起動する
そして2回目からは、下の2行だけになります。
cd <フォルダ名>
claude
毎日やるのは、この2行だけです。 上の準備は、そこにたどり着くための一度きりの作業です。
なお、cd <フォルダ名>と書いてある通りに打っても動かないことがあります。この書き方が通じるのは「今いる場所のすぐ中にあるフォルダ」だけで、離れた場所にあるフォルダには道順(パス)を書く必要があるためです。心当たりのある方はcd――フォルダの中を移動するコマンドを先に読んでください。
なぜ「GitHub側で作ってから持ってくる」のか
手元にフォルダを作って、後からGitHubに繋ぐこともできます。ただしその場合、git initでリポジトリにして、git remote add originで接続先を登録して、git push -u origin mainで初回だけ特別なオプションを付けて送る、という3つを正しい順番で打つことになります。接続先のURLを一文字間違えただけで詰まります。
先にGitHubで作ってからcloneすると、この3つを一度も打たずに済みます。 cloneした時点で接続先の設定が含まれた状態で手元に届くので、以降はgit pushだけで通じます。
最初に覚えるGitのコマンドが、clone / add / commit / push の4つで足りる、ということです。
1. 準備(最初の1回だけ)
アカウントと鍵の登録です。ここが正直いちばんの山です。逆に言えば、ここさえ越えれば以降はずっと楽になります。
- GitHubのアカウントを作る
- GitHubにSSHの鍵を登録する最短コース — コマンド一発で、鍵の作成から登録まで済ませます
2. 置き場所を作って、手元に持ってくる
準備でghをインストールしてあるなら、この工程はコマンド1行です。
cd ~/webbuild # 置きたい場所に移動してから
gh repo create my-project --private --add-readme --clone
GitHub上に非公開のリポジトリが作られ、READMEが1つ置かれ、それが手元にcloneされるところまで、これで終わりです。ブラウザは開きません。
--add-readmeは付けておくことをおすすめします。中身が完全に空のリポジトリをcloneすると警告が表示され、初心者にはここで何が起きたのか分からなくなります。 ファイルが1つでもあれば、その心配がありません。
ブラウザでやる場合
一度はGitHubの画面を見ておきたい、ghをインストールしたくない、という場合はこちらです。画面の場所を先に文字で書いておきます。
- GitHubにログインした状態で、右上のアイコンをクリック
- メニューから「Your repositories」
- 緑色の「New」ボタン
- 「Repository name」に名前を入力する(英数字とハイフンが無難です)
- 「Private」を選ぶ(人に見せる必要が生じたら、後からいつでも公開に変えられます)
- 「Add a README file」にチェックを付ける
- 「Create repository」
画面の細かい見た目は変わることがあります。迷ったら公式の手順(日本語)を見てください。
作れたら、そのリポジトリのページで緑の「Code」ボタン → 「SSH」タブ → 表示されたURLをコピーして、手元に持ってきます。
cd ~/webbuild # 置きたい場所に移動しておく
git clone git@github.com:あなたの名前/リポジトリ名.git
git cloneが何をしているのかはgit cloneとは何かで説明しています。
3. フォルダへ移動して、起動する
cd リポジトリ名 # cloneでできたフォルダへ移動する
claude # エージェントを起動する
cdはいま作業しているフォルダを移動するコマンドです。エージェントは、起動したフォルダを自分の担当範囲だと理解します。 だから「どこで起動するか」がとても重要で、cdしてから起動する、という順番に意味があります。
今どこにいるか分からなくなったらpwd、中に何があるか見たければlsです。うまく移動できないときはcd――フォルダの中を移動するコマンドへ。
tmuxは?
使い込んでいる人の画面を見ると、この前にtmuxというコマンドが挟まっていることがあります。この3行を動かすだけなら要りません。 どういう場面で要るようになるのかはtmux――接続が切れても作業を続けられる道具にまとめました。
作業が終わったら
作った変更をGitHubに送り返しておきます。
git add .
git commit -m "何をしたかを短く"
git push
この3行の意味はGit基本的な使い方に、ステージングやコミットといった言葉の説明は各記事にあります。ここまで来れば、別のパソコンでgit cloneするだけで続きから作業できます。