インストールしない、という選択
エージェントには、ブラウザで開くだけの形もあります。Claude Codeならclaude.ai/code、Codexならchatgpt.com/codexです。
インストールが一切要らないので、いちばん敷居が低そうに見えます。実は、そうでもありません。 理由は下に書きます。
動いているのは、自分のパソコンではない
ここがアプリ版といちばん違うところです。ブラウザ版は、向こう側(クラウド)のコンピュータで動いています。
そのため、自分のパソコンの中のファイルは触れません。 デスクトップに置いたファイルを直してもらう、といった使い方はできない、ということです。
代わりに何を触るかというと、GitHubに置いてあるリポジトリです。GitHubのアカウントを繋いで、どのリポジトリを触っていいかを選び、その中で作業してもらう、という形になります。
「インストール不要」の落とし穴
つまり、こういうことになります。
- インストールは要らない
- 代わりにGitHubのアカウントと、そこに置いたリポジトリが要る
GitHubのアカウントを作るのは、それ自体がこのサイトで一区切りの記事になるくらいの作業です。GitHubを持っていない人にとっては、アプリを1つダブルクリックでインストールするほうが、よほど早いのです。
なので順番としては、こうなります。
GitHubを持っていないなら → アプリ版から
すでにGitHubを使っているなら → ブラウザ版も気軽に試せる
「インストール不要=いちばん簡単」とは限らない、という話です。
向いている場面
とはいえ、ブラウザ版のほうが向く場面はあります。
- パソコンに何もインストールできないとき(会社の端末など)
- すでにGitHubで動いているものに、ちょっと手を加えたいとき
- 重い処理を投げて、閉じてしまいたいとき — 向こう側で動いているので、ブラウザを閉じても作業は続きます
最後のものは、tmux――接続が切れても作業を続けられる道具で書いた「窓を閉じても作業が生き残る」問題を、クラウド側で解決してしまう形とも言えます。同じ困りごとに、違う角度から答えているわけです。
スマホからも様子が見られる
どちらのサービスも、スマホのアプリから、動いている作業の様子を見たり、指示を出したりできます。
ただし勘違いしやすいので書いておくと、スマホの中でエージェントが動いているのではありません。 動いているのはクラウド、あるいは自分のパソコンで、スマホはそれを覗く窓です。
このサイトでは、自分のMacやWindows機に外から繋いで使うという別のやり方も扱っています(リモート開発環境)。そちらは手元のパソコンをそのまま動かす形なので、できることが違います。
料金プランについて
ブラウザ版は、アプリ版より条件が厳しいことがあります。Claude Codeのブラウザ版はPro以上のプランが必要だと公式の一覧(プラン別提供状況)に明記されています。Codex側は無料プランでの可否が公式にはっきり書かれていないので、ここでは断定しません。
いずれにせよ、契約前に公式のプラン表——Claude Code/Codex——を確認してください。この手の条件は、よく変わります。